Laboratory of Information Photonics
  Department of Information and Physical Sciences,
  Graduate School of Information Science and Technology, Osaka University


 

情報フォトニクス講座

自然界の原理や法則を解明する自然科学に対して、人間が作り上げた人工物を取り扱うための科学技術が重要になっています。情報科学はその中心的存在であり、さまざまな取り組みが展開されています。とりわけ、多様なデータが簡単に取得され、大量のデータが溢れる現代社会では、数学に代表される理論、複雑な処理を可能にするシステム、柔軟な要求に応えるソフトウェアの重要性がうたわれています。このような背景に対して、私たちの講座では、身近に存在し、かつ、大きな可能性を秘めている「光」を利用した情報技術「情報フォトニクス」にフォーカスした教育・研究を行っています。道具として「光」を自由に使いこなし、現実世界における多様な問題を解決するための方法論を提示することをめざしています。フォトニクスを中心に、情報科学、画像工学、分子生物学、数理工学など、基礎から応用にわたる新技術や実証システムの開発に取り組みます。これらの教育・研究を通じて、自然科学と情報科学の双方に精通した、これからの社会に求められる優秀な人材を育成します。


記念講義
2024年2月20日に、今年度でご退職される谷田純教授による最終講義「光と情報の40年」が開講されました。


新着情報
2024.2.16
・令和5年度情報数理学専攻修士論文発表会にて坂部君がプレゼンテーション賞を受賞しました。

2024.1.16-1.19
・50周年記念レーザー学会学術講演会第44回年次大会にて以下の発表を行いました。
   下村: 光多重化を用いた空間光イジングマシン [招待講演]

2023.12.17-12.20
・The 13th Korea-Japan Workshop on Digital Holography and Information Photonics (DHIP2023)にて以下の発表を行いました。
   Yusuke Ogura et al: Polarization-structuring holography and its application to polarization imaging [Invited]
   Suguru Shimomura: Function enhancement of spatial photonic Ising machine using optical multiplexing [Invited]
   Kazuki Yamanouchi et al: Design of effective quantum dot networks for application to reservoir computing
   Daichi Tasaki et al: Aerial prompter using AIRR that allows the performer and audience to see the script from two directions at the same time

2023.12.12
・Optics Expressに次の論文が掲載されました。(Editors's Pickに選出)
   Takumi Sakabe et al: Spatial-photonic Ising machine by space-division multiplexing with physically tunable coefficients of a multi-component model

2023.12.9-12.10
・人文科学とコンピュータシンポジウム2023にて以下の発表を行いました。
   磨 他: ブロックチェーン技術に基づく資料流通システム

2022.12.5-12.7
・International Workshop on Holography and related technologies (IWH2022&2023)にて以下の発表を行いました。
   Jun Tanida and Ryoichi Horisaki: Computational Frameworks for Advanced Imaging and Holography [Plenary talk]

2023.11.27-11.29
・Optics & Photonics Japan 2023にて以下の発表を行いました。
   小倉 他: 偏光構造化スポットアレイを用いたシングルショット偏光イメージング
   下村 他: 光駆動DNAヘアピンを用いたDNAゲルマシンの構造変化

2023.11.25-11.26
・2023年応用物理学会九州支部学術講演会にて以下の発表を行いました。
   田口 他: 空間光変調パターンを用いた2次元時系列リザバー計算の実証

2023.10.25
・第9回日本光学会関西支部講演会にて以下の発表を行いました。
   洲崎 他: 計算機合成ホログラムを用いた構造化偏光スポットアレイ生成
   山内 他: リザバーコンピューティングに向けた量子ドットネットワークの蛍光多様性の検討

2023.10.24
・Applied Opticsに次の論文が掲載されました。
   Ryosuke Mashiko et al: Extrapolated speckle-correlation imaging with an untrained deep neural network

2023.10.16
・Springer Natureから次の書籍が出版されました。
   Hideyuki Suzuki et al: Photonic Neural Networks with Spatiotemporal Dynamics

この書籍には、以下の章が掲載されています。
   Jun Tanida: Revival of optical computing (Chapter 1)
   Yusuke Ogura: Spatial Photonic Ising Machine with Time/Space Division Multiplexing (Chapter 8)
   Suguru Shimomura: Reservoir Computing Based on Iterative Function Systems (Chapter 11)

2023.9.29
・国際インターンシップが終了し、GHANEMさんが帰国しました。

2023.9.28
・第23回情報フォトニクス研究グループ研究会にて洲崎君がグループワーク最優秀賞を受賞しました。

2023.9.26-9.28
・第23回情報フォトニクス研究グループ研究会にて以下の発表を行いました。
   坂部 他: 空間フォトニックイジングマシンの高速化に向けた検討
   洲崎 他: 構造化偏光スポットアレイ生成
   山内 他: 量子ドットネットワークの3次元構造と蛍光多様性の検討

2023.9.19-9.23
・第84回応用物理学会秋季学術講演会にて以下の発表を行いました。
   洲崎 他: 軸対称偏光入力による構造化偏光スポットアレイ生成
   山内 他: サイバーフィジカルシステムに基づく量子ドットネットワークの推定

2023.9.8-9.9
・Information Photonics 2023 (IP2023)にて以下の発表を行いました。
   Jun Tanida: Optical Computing and Information Photonics−Past, Present, and Future− [Keynote]
   Yusuke Ogura et al: Polarization-structured computer generated holography [Invited]
   Naoya Tate et al: Performance analysis of spatio-temporal optical reservoir models based on quantum dot network structural features [Invited]

2023.9.6-9.8
・第22回情報科学技術フォーラム(FIT2023)にて以下の発表を行いました。
   磨 他: ブロックチェーン技術に基づく人文情報活用システムのシステムの試作

2023.9.4-9.7
・The 12th Asia-Pacific Laser Symposium (APLS 2023)にて以下の発表を行いました。
   Suguru Shimomura et al: Performance enhancement of spatial photonic Ising machine through parallel processing via space-division multiplexing

2023.9.1
・Optical Reviewに次の論文が掲載されました。
   Hideyuki Muneta et al: Single-shot blind deconvolution in coherent diffraction imaging with coded aperture

2023.8.28-9.1
・The 14th Japan-Finland Joint Symposium on Optics in Engineering (OIE2023)にて以下の発表を行いました。
   Yusuke Ogura et al: Computer generated holograms that generate a polarization-structured spot array [Invited]

2023.8.7
・Physical Review Lettersに次の論文が掲載されました。
   Hiroshi Yamashita et al: Low-Rank Combinatorial Optimization and Statistical Learning by Spatial Photonic Ising Machine

2023.7.21
・情報フォトニクス研究討論会2023にて以下の発表を行いました。
   坂部 他: 時間-空間多重化を用いた空間フォトニックイジングマシン
   小倉 他: 偏光構造化を志向した計算機合成ホログラフィ

2023.7.1
・GHANEMさんが国際インターンシップ生としてメンバーに加わりました。

2023.6.25-6.30
・2023 Conference on Lasers and Electro-Optics Europe & European Quantum Electronics Conference (CLEO/Europe-EQEC 2023)にて以下の発表を行いました。
   Suguru Shimomura et al: Function Enhancement of Spatial Photonic Ising Machine by Parallel Processing Using Space-Division Multiplexing

2023.5.18
・情報処理学会 第132回人文科学とコンピュータ研究会発表会にて以下の発表を行いました。
   磨 他: ブロックチェーンに基づく文献目録共有システムの開発

2023.4.20
・SPIE Biomedical Imaging and Sensing Conference 2023(BISC 2023)にて以下の発表を行いました。
   Yusuke Ogura et al: Numerical evaluation of fluorescence probe using excitation spectrum of FRET network

2023.4.1
・山本君、岩渕君、木原君、柴田君が新たにメンバーに加わりました。

2023.3.24
・林君、宗田君が情報科学研究科博士前期課程を修了しました。
・洲崎君、山内君が工学部を卒業しました。

2023.3.24
・宗田君が計測自動制御学会優秀学生賞を受賞しました。

2023.3.15-3.18
・第70回応用物理学会春季学術講演会にて以下の発表を行いました。
   坂部 他: パラメータ調整可能な多重化空間フォトニックイジングマシンの性能評価

2023.3.13-3.14
・第2回光ニューロワークショップにて以下の発表を行いました。
   阿部: 量子ドットリザバーコンピューティング:レート方程式に基づいた数値計算による特性評価 
   坂部: パラメータ調整に基づく多重化空間フォトニックイジングマシン

2023.3.10
・日本光学会情報フォトニクス研究グループ第21回関西学生研究論文講演会にて山内君が優秀講演賞を受賞しました。

2023.3.10
・日本光学会情報フォトニクス研究グループ第21回関西学生研究論文講演会にて以下の発表を行いました。
   洲崎 他: 構造化された偏光スポットアレイの生成
   山内 他: サイバーフィジカルシステムに基づく量子ドットネットワークの構造推定

2022.12.19-12.21
・The 12th Korea-Japan Workshop on Digital Holography and Information Photonics (DHIP2022)にて以下の発表を行いました。
   Yusuke Ogura et al: Addressing of fluorescence signals by spectral encoding [Invited]
   Takumi Sakabe et al: Control of solution property on multiplexed spatialphotonic Ising machine by tuning optical parameter
   Akihiro Nakamura et al: Fundamental implementation of spatio-parallel optical reservoir computing

2022.12.15-12.17
・SPIE Biomedical Imaging and Sensing Conference (BISC)にて以下の発表を行いました。
   Yusuke Ogura et al: Optical encoding for fluorescence addressing

2022.11.26-11.27
・2022年応用物理学会九州支部学術講演会にて以下の発表を行いました。
   山口 他: 2 次元量子ドット分散リザバーを用いた機械学習モデルの性能評価

2022.11.16
・Optics & Photonics Japan 2022にて宗田君が第8回OPJ優秀講演賞を受賞しました。
・Optics & Photonics Japan 2022にて坂部君がOSJ/SPIE Student Awardを受賞しました。

2022.11.13-11.16
・Optics & Photonics Japan 2022にて以下の発表を行いました。
   宗田 他: 符号化開口サポートによるシングルショットブラインドデコンボリューション
   坂部 他: 光変調の空間多重化に基づくフォトニックイジングマシンの自由度拡張

2022.10.6
・Optical Reviewに次の論文が掲載されました。
   Ryoichi Horisaki et al: Coherent diffraction imaging through shift-invariant scattering

2022.9.30
・Intelligent Computingに次の論文が掲載されました。
   Yuto Endo et al: Extrapolated Speckle-Correlation Imaging

2022.9.20-9.23
・第83回応用物理学会秋季学術講演会にて以下の発表を行いました。
   阿部 他: 量子ドットネットワークを用いた多重リザバーモデルの性能評価

2022.9.12
・2022年度レーザー学会関西支部第一回講演会にて以下の発表を行いました。
   阿部 他: 量子ドットリザバーにおける出力信号処理とその分析

2022.8.3-8.5
・13th International Conference on Optics-photonics Design & Fabrication (ODF'22)にて以下の発表を行いました。
   Keita Hayashi et al: Experimental Verification of Fluorescence Tags Using FRET Networks Responding to Molecular Inputs

2022.7.31-8.5
・The 15th Pacific Rim Conference on Lasers and Electro-Optics (CLEO)にて以下の発表を行いました。
   Suguru Shimomura et al: Numerical demonstration of spatial photonic Ising machine by using time-division multiplexing

2022.7.27
・Applied Opticsに次の論文が掲載されました。
   Hideyuki Muneta et al: Single-shot blind deconvolution with coded aperture

2022.6.17
・第1回光ニューロワークショップにて以下の発表を行いました。
   阿部: 量子ドットリザバーにおける蛍光信号処理手法の検討 
   坂部: 多重化空間フォトニックイジングマシンの実装検討

2022.6.28-6.30
・第 61 回日本生体医工学会大会にて以下の発表を行いました。
   小倉: 光ナノ情報技術に基づく分子トランスデューサ[招待講演]

2022.6.17
・第16回新画像システム・情報フォトニクス研究討論会にて以下の発表を行いました。
   小倉 他: 蛍光の光アドレシングと符号化
   下村 他: 光制御によるDNAゲルの形状変化と物体運動変調への応用

2022.6.17
・Applied Opticsに次の論文が掲載されました。
   Ryoichi Horisaki et al: Incoherent optical phase conjugation

2022.4.20-4.22
・Information Photonics 2022 (IP2022)にて以下の発表を行いました。
   Yusuke Ogura et al: A wavelength-selectively excitable fluorescence system based on FRET towards photonically addressable nanoscale light sources
   Suguru Shimomura et al: Prediction performance of reservoir computing based on iterative function system using optical feedback
   Shunichi Sakai et al: Quantum Dot Network-Based Reservoir Computing Using Spatio-Temporal Fluorescence Outputs

2022.4.19-4.21
・Sensing and Imaging through Scattering and Fluctuating Filed in Biology, Telecommunication, and Astronomy 2022 (Si-Thru2022)にて以下の発表を行いました。
   Hideyuki Muneta et al: Single-shot blind deconvolution with coded aperture support

2022.4.20
・Optics Expressに次の論文が掲載されました。
   Naoya Tate et al: Quantitative analysis of nonlinear optical input/output of a quantum-dot network based on the echo state property

2022.4.1
・磨さん、佐治君、洲崎君、山内君が新たにメンバーに加わりました。

2022.3.24
・江平君、森君、山﨑君、渡邉君が情報科学研究科博士前期課程を修了しました。
・阿部君、坂部君、畠中君が工学部を卒業しました。




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受験情報


[大阪大学] [大学院情報科学研究科] [情報数理学専攻]